青少年交流
【湖北省武漢市青少年夏季訪日修学団】
日中交流推進機構では、中国と日本の青少年交流プログラムを実施しています。特に、中国科学技術協会の科学技術大会で選抜された武漢地区の学生たちが集う日本のサマーキャンプ活動が注目を集めています。
武漢科学技術協会と武漢教育局が主催する武漢青少年科学技術創新コンテストの勝者となった学生たちの日本のサマーキャンプ活動は2007年から実施されており、毎回30人以上が参加。当機構の準備した様々な活動を通じて、学生たちは視野を広げ、日本の学生たちとの楽しい交流を通して、互いの友情を育んでいます。
<中学校にて、子供たちのさわやかな笑顔が印象的です>
日本の国土面積は中国の26分の1未満、人口も中国の10分の1ですが、50社以上の日本企業が世界のトップ500企業に入っており、ノーベル賞を受賞した日本人学者も30人近くに達し、これらすべてが世界に重要な影響を与えてきました。
この数十年で、日本はどのようにしてこれらの誇り高い成果を達成できたのでしょうか?戦後初期、日本の技術レベルは、欧米の先進国より20年以上遅れていて、この差を一刻も早く縮め、経済を発展させるために、日本政府は「科学技術立国」を目指すことを国策に定めて推進しました。
多数の先進国から科学技術の導入を行っただけでなく、導入した高度な技術の吸収と消化、そして独創的な開発への段階的な移行、科学技術の才能の育成は小中学生から始めなければならないことを明確に提唱しました。この目標を達成するために、日本政府は教育制度に対し実りある改革を実行し、なおかつ長期的にたゆまぬ努力を続けてきました。その結果、世界の中で、日本は依然として強力な科学技術的ソフトパワーを堅持しています。そして、そのような日本を尊敬し、日本に強い関心を持つ子供たちは年々増加しています。
<生物の授業、興味津々にのぞき込む子どもたち>
過去数年間の中国と日本の小中学生の交流現場の状況を観察してみると、中国の子供たちは非常に活発で、彼らは語学力が強いだけでなく、知識への強い欲望、好奇心もあり、質疑に対しても非常に積極的です。
交流が進むにつれて、中国人学生の影響で、日本人学生も次第に活発になり、現場の雰囲気は徐々に盛り上がっていきました。日本人学生の特徴は実践能力に長けていて、グループで協力し合う精神が強いことです。
子供たちのあどけない顔は知識への欲望でいっぱいで、現場にいる私たち大人は大変うれしく感じると同時に大きな責任感も感じました。子どもたちの最も重要な学習段階で、どのようにして子供たちにより良い学習環境を提供できるでしょうか、私たちすべての成人がこの問題に直面して、重要な任務を課せられているといえます。
<日本の茶道を体験>
サマーキャンプの活動の内容を更に充実させるために、当機構は中国側の主催者と事前によく連絡をとりあい、中国と日本の学生は緊密に交流の準備を行いました。
子供たちは来日後、日本人学生との交流活動を行うだけでなく、博物館や科学技術館を訪問しました。
充実したサマーキャンプの交流活動を通して、中国と日本の学生たちは、相互理解と友情を深めるだけでなく、生涯忘れることのない有意義な夏休みとなったことと確信しております。
<日本の学生たちと記念撮影>